もう好きなようにやるわ Smith, P., & Schuster, M. (2019). Public goods and cheating in microbes. Current Biology, 29(11), R442–R447. https://doi.org/10.1016/j.cub.2019.03.001 微生物のソーシャルなふるまい Apicella, Coren L., and Joan B. Silk…
https://www.cell.com/cell/abstract/S0092-8674(17)31311-9 みんな元気? しばらく留守にしていましたが、とうとう神経科学の論文にも恐竜がでたぞーって感心したのでお久しぶりの更新です。こんなんが動いて迫ってきたらロボゲーターより怖いやろが。はい…
Amygdala Signaling during Foraging in a Hazardous Environment | Journal of Neuroscience ロボゲーター登場。LEGOマインドストームでアセンブルされた全長約35センチ、全幅約20センチにもおよぶこの人工的プレデターはタフな車輪で怒りのデスロードを疾…
Distal connectivity causes summation and division across mouse visual cortex | Nature Neuroscience Abstract Neurons in different locations across the cortex are connected through polysynaptic networks involving both excitation and inhibiti…
http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(12)01201-8 ジュースを犠牲にしてでもお姉ちゃんのお尻を見たいのは社会的価値に基づいた情報収集です(キリッ、つーかzipでくれ、とOFCの活動もゆっている。おなじタスクでの行動結果が2005年*1、行動…
http://www.cell.com/neuron/abstract/S0896-6273(12)00949-XWingerden et al "NMDA Receptors Control Cue-Outcome Selectivity and Plasticity of Orbitofrontal Firing Patterns during Associative Stimulus-Reward Learning" (Neuron, 2012) おれたちの…
今年もよろしくお願いします。 Modulation of value representation by social context in the primate orbitofrontal cortex | PNAS このところ興隆著しい光遺伝学(オプトジェネティクス)(去年はマウスにレッドブルやクリームソーダ、コカコーラを飲ませ…
ふうん。 Dopamine neurons learn to encode the long-term value of multiple future rewards | PNAS ところでPNASって、どう発音するのがいいのかな。「ぴーなす」っていうと、なんか男性器のようだし、「ぴーえぬえーえす」だとPMSみたい。かといって、「…
人の振り見てなんとやら……ううん、他人の不幸はなんとやらの仕事*1といい、ねえ、ことわざシリーズもそろそろ飽きてきませんか。 http://www.cell.com/current-biology/abstract/S0960-9822(11)00027-3 http://www.oist.jp/ja/pressarchive/150-2011/723-pr-…
いいなーこういうイタリアぽい仕事! Fig.2Cのおサルの顔が、上下で微妙にちがってるところもいい。 Emotional and social behaviors elicited by electrical stimulation of the insula in the macaque monkey. - PubMed - NCBI http://www.cell.com/curren…
ヘビつかませたりこわい映画(『リング』とか『ブレアウィッチ』とか)みせたり、有名なおばけ屋敷(Waverly Hills Sanatorium、しかもハロウィーンの時期に!)につれてったり、あの手この手で怖がらせようとしてるところがおもしろいです。 http://www.cel…
よくわかるオプトジェネティクス(光遺伝学)のしくみとこれから。ていうかダイセロスさん、超ドヤ顔……。 Page Not Found 一神経細胞単位、ミリ秒単位でニューロンいじれるのってすげーべんり、たとえばパーキンソン病の症状を緩和するのに、脳深部刺激(DBS…
扁桃体の話しをつづけます。きょうはザルツマン研の動向、いまとこれから。 Re-valuing the amygdala. - PubMed - NCBI 齧歯類と霊長類の報告をきっちり分けて書いてるレビュー。扁桃体の活動はよく興奮性(Arousal: calm - excited)の文脈で捉えられてきた…
扁桃体が知りたい。まずショーエンバウム研とマレー研から。 http://jn.physiology.org/cgi/content/abstract/104/2/587 光るものすべて誤差ならず。扁桃体の予測誤差ぽい活動は、ドパミンが表現するようなものじゃない。てことを最近のじぶんとこの仕事 Neu…
The Architecture of Reward Value Coding in the Human Orbitofrontal Cortex | Journal of Neuroscience ヒトfMRI、エロ画像(primary reward)を提示したときは、お金の報酬(secondary reward)とちがって、OFCの後ろ側(あと扁桃体、medial OFC)が光…
Dopamine, Time, and Impulsivity in Humans | Journal of Neuroscience ドーパミンと衝動性(impulsivity)。脳の中でドパミンが増えると衝動的になるのかならないのか、齧歯類を用いた実験では、むしろ逆だっていう報告もあって、よくわかっていなかった。…
http://www.cell.com/neuron/abstract/S0896-6273(10)00467-8 「押すなよ! 絶対押すなよ!」てときには、前帯状皮質膝下野(subgenual ACC)と右の側頭極(temporal pole)が活性化してますよっていう。ヒトfMRI。ヘビが苦手な人が、勇気を出して、ほんもの…
Prospective and retrospective temporal difference learning. - PubMed - NCBI リジェクトしたったら、あいつら別の雑誌で出しやがって*1、ってかんじで溜飲が下がらず……みたいな成り行きを想起させられ、味わい深いです。 * なんでもかんでも強化学習、T…
http://www.cell.com/neuron/abstract/S0896-6273(10)00236-9 ラットでトロード。いつもどおり、回帰と相関でごりごりやるなあ。線条体から記録していた、JNSの論文*1でも使っていた二本腕バンディット課題を用いて、前頭前皮質(PFC)のいろんなとこから録…
Should I stay or should I go: genetic bases for uncertainty-driven exploration. - PubMed - NCBI Should I stay or should I go? Becoming a granule cell. - PubMed - NCBI 行くべきか行かざるべきか。顆粒細胞がまようのだから、ヒトがまようのもしよ…
九月ですよもう。コミケもおわりましたよ。 In short, I conceived of the eye-encephalon link as a kind of tunnel dug from the outside by the force of what was ready to become image, rather than from within by the intention of picking up any o…
夢のあるおはなしをすれば、前頭前野が表現する、A→B、B→Cのとき、AとCをむすぶ神経機構。ていうか、おおもとの狙いはそのへんだと思うのだけれど。ともあれ、とっても魅力的なお仕事です。 眼球運動課題を行っているサル前頭前野外側部(LPFC; lateral pref…
てのひらに開いた本から目を上げれば、あれまもうすぐ学会なのだわ。早いなあ。今年はリゾラッティ来るんですね。かがみん。 Everything is reflected in the Statue of Mirrors if you stand there long enough and empty your mind of everything else but…
ラットつかった行動心理・電気生理学実験。コカイン自己投与と連合した条件刺激にたいして、動物は嫌悪反応を示すようになり、それにともなって側坐核の細胞の応答様式がダイナミックに変化するさまをとらえてる。 Neuron - Nucleus Accumbens Neurons Are I…
Everittらによる、ラットのリージョン・スタディ。側坐核coreの破壊、および線条体背外側部へのドパミン受容体アンタゴニスト注入を行い、薬物依存行動を調べることで、スーザン・ヘイバーらが提唱したスパイラルモデルを支持する結果を導いてる。結果はシン…
おい半年過ぎたぞ。アホか。春はとっくに過ぎて去った。本ばっかし読んでました。時はゆく。 "In spring the garden urns, casually filled with wind-blown plants, were gay as ever. Violets came and daffodils. But the stillness and the brightness o…
レストランに行ったとき、たとえメニューをぜんぶ知っていたとしても、ウェイターが来るその時まで、何をオーダーするか決められないことがあります。そのように、感覚情報にもとづいて意志決定をくだし、行動選択をするタイミングがあとに控えているばあい…
Angelakiってアンジェラ・アキに似てる。以上
好きとか嫌いとか、最初に言い出したのは誰なのか知りませんが、好き(reward)も嫌い(aversive)も両方、それぞれ分かれたかたちで、また、ひとつになったかたちでも、扁桃体にありますよ、というはなし。ほら、だって、好きなことも嫌いなことも、価値(v…
アミダロイズ(The Amygdaloids-Home)は念仏ロックをやればいいと思う。なむあみぐだら。繰り返される諸行無常!