Azzi et al. "Modulation of value representation by social context in the primate orbitofrontal cortex" (PNAS, 2012)

 今年もよろしくお願いします。

 このところ興隆著しい光遺伝学(オプトジェネティクス)(去年はマウスにレッドブルやクリームソーダ、コカコーラを飲ませたりしてた仕事もありましたね)に加えて、霊長類をもちいたシステム神経科学の今後十年をうらなうかもしれない研究分野として、ソーシャルニューロサイエンス、自己と他者の関係をはらんだ神経活動の研究があげられます。もっとも、今年のセンター試験国語に出た厨二病ぽい評論によれば、自己と他者のあいだにはそう簡単に線を引けないのかもしれないけれど……まあ、とりあえず、従来の実験室環境のような、狭くて暗い部屋にサル一頭閉じ込めてやってるだけじゃ見えないものもあるってこと。それじゃ詳しくみていきましょう。

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 似たようなことやってのがプラットさん。

 Primate Neuroethology

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 おまけ。

  • OASIS
    "A dyadic fMRI study of direct interactions between two brains"